津軽

この連休に津軽に行ってきました。
津軽三味線と太宰治の斜陽館に惹かれて 高速バスとやらに初めて乗り五所川原まで。
その後 津軽鉄道に乗って金木まで、二方とも同じ出身でした。
まさに寒い所の暖かさ!ストーブ列車でするめを焼いて津軽平野をガタゴト走る。。。
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‘吹雪くほど 燃え盛り来る ストーブ汽車’ 
と書いてありましたが 暖冬ゆえ雪も少なかったそうです。
でも寒かったですよ。寒い所の暖かさ^^
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津軽三味線は 昨今では吉田兄妹をはじめ他楽器とのセッション等活躍していますが
元は明治~昭和初期にかけて 男盲芸人が厳しい風雪や社会の差別に耐えて
その日暮らしの糧を得る為に一軒各々門付けをしたようです。

女性は瞽女と呼ばれ大変な悲しい思いをして生きています。
(こちらは越後)
私は最後の瞽女さんの演奏が入っているカセットを以前 
図書館から借りてきて聴いたことがあります。
今 調べたところ苦労なさったハルさんという方は最後に人間国宝になられたようでした。

初めて発祥地で聴く事が出来た中でも
帰りに選んだ列車、五能線の中での演奏は感激しました。
子供の頃 胸を打つ音色に不思議な胸騒ぎを感じたことが一つのきっかけです。
音は目には見えないし物体として存在するわけではないけれど財産です。


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いわずと知れた斜陽館、立派な建物でした、、、
だけではつまらないので太宰さん着用のマント。
そのままかけてありました。
ボロボロになっているところがやけにリアルで嬉しかった。
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若い頃 通る方が多い太宰治。
いろんな意見の方が多いのでそれはそれとして
最近 青森出身の作家長部日出雄の‘辻音楽士の唄’というのを
題名に惹かれて読んだら
太宰治の様々の行いを赤裸々に書かれたもので、
今までもその類は読みましたが
これは更にすごく、ここまで書くかぁ~・・・でした。
後編もあり‘桜桃とキリスト・もう一つの太宰治’。
太宰の著書‘津軽’による 津軽人の愛情表現によるものだと解し、
事実再度、太宰の人間性に若い頃と違った意味で興味を持ち
太宰文学の産まれた場所へ足を運んだわけですが、、
すごいですね、 活字の力も。

生誕100年記念 ということで誕生月の6月はたくさんのイベントで盛り上がりそうです。
‘走れメロスマラソン’というのは太宰さんが聞いたら喜びそうですね。
そうそう ‘太宰ラーメン’というにもありましたよ、これはどう思うかしら・・
私は食べたけれど。

津軽富士と云われている 岩木山はとても心惹かれました。



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by m_benten | 2009-03-23 13:15 | 弁天お道ブログ


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